建築・インテリア業界のプロとして、クライアントに完成イメージを具体的に伝える際、パースの重要性は言うまでもありません。
しかし、
- 「最新のトレンドって?」
- 「効果的なパースって具体的にどんなもの?」
そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
今回は、改めてパース制作の基本を押さえつつ、最新トレンドを交えながら「心に刺さるパース」を解説していきます。
パース制作の目的を再確認!誰に、何を伝えたいか?
美しいパースを作ることが目的になっていませんか?
まずは、パースを通して誰に何を伝えたいのかを明確にしましょう。
- ターゲット:クライアントはどんな人?好みやライフスタイルは?
- 目的:安心感を与えたい?ワクワク感を抱かせたい?
- シチュエーション:プレゼンテーション用なのか?広告用なのか?打ち合わせ用なのか?
目的を明確にすることで、構図・色使い・素材などが自然と決まってきます。
最新トレンドってどんなものがあるの?
①リアルな質感表現
近年、CGソフトの進化により、よりリアルな質感表現が可能になりました。木材や金属、ファブリックなどの素材感を忠実に再現することで、よりインパクトのあるパースを制作できます。
また、光の表現も重要です。自然光の入り方や人工照明の配置を考慮することで、その空間の雰囲気や利用シーンをユーザーに伝えることができます。
② VRの活用
VR(バーチャルリアリティ)技術の発展により、没入感のあるパースの制作が可能になりました。VRを活用することで、クライアントは実際に空間内を歩き回るような体験ができます。
これにより、設計意図をより深く理解してもらうことができるでしょう。
③動画パースの活用
静止画だけでなく、動画パースも注目を集めています。カメラワークやアニメーションを駆使することで、空間の魅力をダイナミックに伝えることができます。特に、大規模な施設や複雑な設計の場合、動画パースは非常に有効なツールとなります。
④プロのTips – ストーリー性を持たせる
※Tipsとは…問題解決に役立つちょっとしたコツ、小技、工夫、テクニック、対処法、裏技など
説得力のあるパースを制作するには、ストーリー性が重要です。単なる空間の表現にとどまらず、そこで繰り広げられる生活やシーンをイメージさせることで、クライアントの共感を得ることができます。家具や小物の配置、人物の配置など、細部にまでこだわることで、より魅力的なパースに仕上げることができるでしょう。
⑤AIの活用
建築パース業界でAIの活用が急速に広がっています。特にMidjourneyやStable Diffusion、DALL-E 3などのAIツールは、建築パースの下書きや発想支援ツールとして注目を集めています。
建築パース制作においてAIは、設計初期段階でのイメージ共有や、多様なデザイン案の検討など、従来のワークフローを大きく変革する可能性を秘めています。
しかし、AIはあくまでも制作補助ツール。プロの建築パース制作者には、従来の技術に加えて、AIの特性を理解した上での適切な活用が求められています。
顧客満足度UPに繋がる外部パートナーの活用
時間がない、クオリティを追求したい場合は、プロへの外注も有効です。
その際は、ポートフォリオや実績、コミュニケーション能力などを参考に、信頼できるパートナーを選びましょう。
まとめ
「伝える」から「共感」へ。 パースの可能性は無限大!
パースは、単なる完成予想図ではありません。
クライアントの夢を育み、プロジェクトを成功に導くための強力なツールです。
基本を押さえつつ最新トレンドも取り入れ、心に響くパースを手に入れましょう。
URAKATAstudioでは、ご依頼者様のご希望に寄り添い、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。お問い合わせには24時間以内のご回答をお約束し、納期やご予算についても柔軟にご相談いただけます。最適なご提案を通じて、理想のパース制作を全力でサポートいたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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